第4回 ■家の中にも防災意識
地震、台風、豪雨、竜巻など災害は思わぬ時にやってきます。
災害に備えて地域の避難場所やハザードマップを確認することもあるかと思いますが、家の中にも危険な場所はあります。家の中で危険なのは、高い所に置いている物が落ちてきたり、積み上げられている物が崩れ落ちてきたり。また、床に直置きになっている物が避難時に通路をふさいだり、ドアをかけられなくしたしまうことやつまずきケガをすることも。家の中のどんなところが災害時に危険なのか、確認してみましょう。不要な物は片づけて、出しっぱなしの物は収納するという片付けの基本を守ることが大切です。
片づけで防災の観点から大切なのは、安全スペースを確保することと防災グッズを準備しておくこと。
安全スペース確保とは、家具の固定し、また、災害時でも通路やドアをスムーズに通ったり開閉したりできるように物を片付けておくといったことです。防災グッズとは避難する時の非常持ち出し袋の準備やライフラインが使えない場合に備えた食品や生活用品の備蓄です。災害時には家の中でも近づけない場所が出てくることもあるので、備蓄品は数ケ所に分散して保管するのがおすすめです。